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長らくお待たせいたしました。HSP対談第2弾でございます。

今回のテーマは「HSP×仕事」なんですが、今回の対談相手である『大崎ノンノ』さんも、私も実は「接客業が大好きだけど、今はフリーライターをしているHSP」です。

そんな2人が語るHSPと仕事、そして仕事にまつわる人間関係までお届けします。

2人のこれまでの仕事経験

たけなわアヤコ
今回のテーマはHSPと仕事と人間関係についてですが、ノンノさんはこれまでどんな仕事を経験されてきましたか?もしもあれば学生時代のアルバイトなども含めて教えてください。

大崎ノンノ
実は私は接客業ばかりやっていました。HSPの人に接客は向いていないと言われているのですが。笑

大学生のころは東京ディズニーシーでポップコーンワゴンのお姉さんを2年半ほどやっていました。土日はディズニー、平日の授業のあとはスタバでアルバイト。よく頑張っていたなぁと思います。

その後は、大学を中退してしまい、その後は地元の本屋や和食レストランなどでアルバイト。

貯金を作ってから、再度上京。ディズニーランドの近くにあるホテルでのアルバイトを経て、都内の大手外資系ホテルに中途採用で入社しました。

ホテルでは、ラウンジに配属されたため勉強してソムリエの資格を取得。メインダイニングに異動し、ワインの管理や仕入れとウェイター業務をしていました。

その後、退職し結婚。現在は在宅でライターをしています。

たけなわアヤコ
お、実は私も学生時代から接客業ばっかりです!
(コンビニ⇒披露宴会場等での接客⇒海外旅行者向けお土産屋での接客⇒元夫の民宿での接客)

そして、私はつい最近までむしろ「接客が天職」と思っていたぐらいでした。笑

HSPにとって接客は天職?不向き?

人と人の繋がりをイメージした手をつないでいるモノクロ写真
大崎ノンノ
あら、アヤコさんも!! 実は私も「接客が天職」と思っていたタイプです。笑

たけなわアヤコ
HSPの細かいところまでよく気がつく点は、接客においてとても役立つことが多いですよね。

私の場合は、お客さんにとっての一番を追求することが接客業の好きなポイントなので、そのあたりには本当に役立ちます。

大崎ノンノ
私もホテルマンをしていたころはお客様の希望を察してさりげなくケアするタイプのサービスマンだったので、お客様ウケはすごく良かったんです。

でも、ホテルマンといえば丁寧な接客をするイメージですが、スピード勝負なところも大きく、上司からは「丁寧すぎて生産性が低い」と評価されていました。

高いワインをバーンと売るので、会社的には利益があったようですが。笑

たけなわアヤコ
その光景がまざまざと脳裏に浮かび上がるぐらいよくわかります。笑

私も接客業をしていたときに謎のマダムから「あなたの接客は本物ね」と褒められたことがあります。どこか上品な雰囲気のあるマダムという言葉がぴったりの女性だったものの、本当に謎なんですが……。笑

あとは接客面だけでなく、スタッフ同士でもほかの人が動きやすいように立ち回ったりとか、連携を取るのも割と得意というか、楽しくて好きでしたねぇ。

しかし、接客にはクレーマーがつきものというネックポイントが……

たけなわアヤコ
ある一面では接客が天職と感じるぐらいなんですが、接客業ってお客様くじ引きなところが、ね……。

接客してれば、やたらとイライラしてる短気なお客さんはそこそこ多く見かけますし、時には理不尽なクレーマーもきますし……。

私は怒鳴られる度にその場ではひどいめまいが起こり、倒れそうになるのを必死で隠しながらやっていました。

たとえ論理的でないクレームだろうとなんだろうと関係なく、怒られたショックをその後も一日中近く引きずっていましたし……。

大崎ノンノ
接客にクレーマーやお叱りはつきものですもんね……。私も家に帰ってもひたすら反省し続けていることが多かったです。

また、会社の他の人たちはあまり気にしていないようだったので、ドライなタイプの方が接客には向いているのかなと、今では思います。

たけなわアヤコ
お叱りが合っているか間違っているかに関係なく、自分自身の存在意義まで否定されたような気持ちになってしまうことも多い。

「起きた出来事」と「自分自身」の線引きが苦手なHSPにとって接客は、結局のところ負担が大きいですよね。

接客が大好きなんだけど、楽しいんだけど……根本的に不向きなのかも……。

大好きな接客から離れたきっかけ

大崎ノンノ
アヤコさんは、接客から離れたキッカケの出来事はありますか?

たけなわアヤコ
んーーー、今でも接客やりたい気持ちは正直あるんですよね。

ただ、数年前にHSPであることを自覚したことで、「外で働いていてお叱り等を受けた歳に倒れそうなほどめまいがする」というのが「自分が弱くてダメなせいではない」と気づくことができて……。

「ああ、外で働くのは向いていないんだな」って。自覚したので、フリーライター一本でやっています。

大崎ノンノ
なるほど。私は人のペースに合わせて働くのが苦手で、在宅勤務を選びました。

あと都心のホテルで勤務していたため、電車通勤がとにかく辛くて……。

レストラン勤務なので仕事が終わるのは23時半から24時頃。酔った人や疲れている人たちが沢山乗っている終電の中にいるのが、どんどん辛くなっていったんですよね……。

在宅だと移動しなくていいので、そういった意味でもストレス無くお仕事ができています。

真面目すぎて人の下で働くのが向いていないという面も

たけなわアヤコ
あと、最終的に接客から離れたときの話ではないですが、辞めるときは大体「上のやり方が肌に合わないと感じて」だったり。

これはHSP由来でなく私個人の性格によるものかもしれないんですが、お客さんの笑顔のためにできることはすべて100%の力で取り掛かりたいというか……。丁寧な仕事がしたいんですよね。

なので、そんな自分の理想から大きく離れている職場だと、モチベーションが保てなくて辞めてしまうという……。

大崎ノンノ
うんうん、すごく分かります。私も「お客様・上司や同僚」が喜ぶことのために全力で頑張りたいと考えるタイプ。

その結果、自分のプライベートな時間や睡眠時間を削って必死に働いていました。頑張り過ぎて睡眠障害がひどくなり…ある日突然倒れる…の繰り返しで。

「真面目すぎる」のが私の長所でもあり、短所でもある。力の抜きどころがいつも分からず、心身を壊すまで頑張り続けてしまうクセがあります。



HSPは真面目ゆえに会社の人間関係が上手くいかない?

真面目さをイメージしたメガネと洋書の写真
たけなわアヤコ
「真面目すぎる」のはHSPに多い特徴みたいですね。ちなみにその真面目さゆえに職場の人間関係で苦労されたことなどありますか?

私の場合は、真面目ゆえに仕事中に全く関係ない雑談をすることが不得意で……。

それゆえに男性上司からは「真面目で仕事熱心」と高評価を受ける一方、女性上司からはどうにもウケが悪いんです……。(周りを見ていると、多少不真面目でも積極的に雑談している愛嬌あるタイプが女性ウケ良い気が)

真面目に働いているだけなのにお局様から「生意気」だと嫌われたり……。

大崎ノンノ
私も!アヤコさんと同じ感じでした。笑 真面目な性格ゆえに、最初は同僚の女性から距離をとられることが多かったです。

たけなわアヤコ
それでも働き続けている内に打ち解けてきて、女性上司からも可愛がってもらえるようになったり、後輩からはどちらかというと好かれるほうだったりするんですけどね。

どうにも働きはじめは毎回毎回、女性上司から嫌われるので悩んでいたこともありました。

大崎ノンノ
それも同じです。笑 アヤコさんと同じように次第に打ち解けてきて…最終的には「真面目」をネタにされるくらい仲良くなったりしていました。

ただ、最終的に親しくなれてはいたけれど毎回人間関係では疲れているので、もう会社員はやりたくないのが本音です。

フリーランス、フリーライターはHSPにとって向いているか

たけなわアヤコ
ずばり聞いてしまいますが、ライター業はHSPな自分に向いていると思いますか?

大崎ノンノ
向いていると思います。

正確にいうと、「フリーライター」が向いているというか、組織で働くのは気を遣うしやっぱり苦手です。

でも自分ひとりで仕事ができるフリーライターは、ストレスを最小限に抑えられる上に仕事をコントロールできるので、私にはぴったりの仕事だと考えています。

たけなわアヤコ
確かに確かに……。組織で働くことはHSPにとってストレスがかかる面、多いですよね。

私としても、人との関わりが最小限で済むという点や、仕事量のコントロールが可能な面ではフリーライターのほうが向いていると感じています。

あとライターという職業柄、いろんな人の悩みに応えるような記事を執筆することも多いですが、そういった面でもHSPの「いろんな人の視点に立って考えられる特性」は長所だな、と。

大崎ノンノ
うんうん、いろんな人の悩みや痛みに寄り添えるという意味でもライター業には向いているかもしれませんね。

たけなわアヤコ
ただ、その反面、これ一本で生活していこうと思うと、仕事がいきなりなくなることもあるため、常時いくつかの案件を抱える必要がある。それゆえに度々、案件に応募したり営業しなくてはいけない。

一般的な仕事であれば不定期的に面接を受けなくてはいけないような状態ですが、これは何度経験しても落ちれば落ち込みますし、選考中のドキドキ感もストレス大きいですね……。

また、いざ契約しても担当者とどうにも相性が合わず悶着あったりして、ストレスを抱えるなんてこともままありますし……。

私にとってのHSPとフリーライターは「あくまで組織で働くよりは向いている」といった印象です。



あくまでフリーライターのほうが向いているというだけの話

大崎ノンノ
>「あくまで組織で働くよりは向いている」
これもすごく分かります!

組織で働くしんどさと比べるとフリーで働く方が色んな意味で合ってるという感じ。

たけなわアヤコ
まあ、ぶっちゃけHSPって仕事に関わらず「生きるの向いてないな」って、打ちのめされる度に思うぐらいですが。笑

大崎ノンノ
それを言ってしまうと、そうなんですよね……笑

ただ長年「生きづらさ」を抱えて生きてきた中で、やっとストレスを最低限に抑えて仕事していく方法を見つけられたような気がします。

正直、ライターでなくても基本的にひとりで仕事ができるのであればやりやすいと思うんです。

アクセサリー作家だったり、Webデザイナーだったり、イラストレーターだったり。その中で、「書くこと」が好きだからライターを選んだというか。

そもそも生きていくこと自体にさまざまな困難を感じてしまう気質だからこそ、生きづらさを最低限に抑えられるようにすることを最近では意識しています。

誰だって「楽に自分らしく生きられる仕事」を探してよいよね

カラフルな葉っぱがつらなる弦
たけなわアヤコ
>そもそも生きていくこと自体にさまざまな困難を感じてしまう気質だからこそ、生きづらさを最低限に抑えられるようにすることを最近では意識しています。

これ大事ですよね。私の場合は、自身がHSPだと気づいたのをきっかけにより生きづらさを最低限にするために「苦手からは極力離れる」ように心がけるようになりました。

前の対談でも触れたんですが、日本はとかくできないことを責めるし、逃げることを責めるんですよね。

でもHSPに限らず「自分に合った場所やものを選ぶ」って、すっごく大切です。誰だって、合わない環境に苦しみ耐え続ける必要はないです。

耐えることは美徳じゃない、誰だって自分にとって楽な環境を選んでよい。って、広まってほしいものです……。

大崎ノンノ
私もそう考えています。

自分の苦手なこと、できないこと、弱い自分すべてを受け入れて「自分が心地よく生きていく方法」を選べるような社会になって欲しいと思っています。

そのために、発信を少しずつでも続けていきたいなと考えています。

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Guest 大崎ノンノ
「弱い自分を認めて生きる」という志のもと、フリーライターとして活動中。ふんわりとした印象ながら、どこか揺るぎなさを感じるギャップが魅力的。
Twitterでは仕事の話や美容トークなどタメになる話のほか、新婚さんゆえのノロケなどもチラリ。




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