
ゲーム『.hack//』をプレイした10年以上前から、理想の美少女やイケメンをキャラメイクし、そのキャラを自由自在に動かしたい!と思い続けていた、たけなわアヤコです。
そんな私にとって、近年目覚ましい進化を見せてくれるVR(バーチャル・リアリティ)は、幼い頃からの夢が叶う日も近いと思わせてくれ、とても興味のある分野でした。
そんな中、2018年10月3日。ニコニコ動画で有名な株式会社ドワンゴによってリリースされた『カスタムキャスト』というアプリ。
すでにあちらこちらで話題になっていますが、私もカスタムキャストでキャラメイクから配信まで一通り触れてきましたので、まとめていきたいと思います!
端的に言って、「このアプリ、すごい」ですよ!!
目次
スマホだけで簡単にVTuberになれる!
はじめにカスタムキャストそのものの趣旨をざっくりと説明するなら、こちらの見出しの通り。
通常、VTuberになろうと思うと、キャラクターの3Dモデリングをするところから始めないといけないので、素人だとお金を積んで誰かに作ってもらわないことには、まあまず無理です。
しかし、カスタムキャストはスマホアプリ上で3Dのキャラクターが作成可能!その後の配信までの流れもとっても簡単でした。
「とは言え、元々用意されたパーツから選んでキャラメイクをするんだから、みんな似たり寄ったりになっちゃうんでしょ?」
と、私も思っていたんですが、全然違いました。
全っ然違いました!!
キャラメイクシステムがとにかくすんごい
こちらがキャラのカスタマイズ画面ですが、一番左端のボディカスタムをタップしてみると……。
この通り、「輪郭」「顔サイズ」「眉」「目サイズ」「目 位置」「目 開閉」「瞳」「身長」「胸形」「胸 位置」「腕」「尻」「脚」といった更に細かい設定画面が開かれます。
とにかく細分化されたキャラメイクシステム
髪型ひとつ取っても、前髪、後ろ髪、もみあげ、ポニテなどのオプション、あほげオプションとパーツがかなり細分化されています。
髪や目のカラーも、プリセットのほか、こちらのように好きな色の指定ができます。
また、上記の画像はどちらも同じカラー指定ですが、「対象」や「影率」をいじるだけで、こんなにもイメージをガラっと変えることができます。
パーツカスタムで髪の長さや小物の位置まで調整可能
上記の通り、細分化されたパーツをただセットしていくだけでもオリジナリティの高いキャラを作ることのできるカスタムキャスト。
しかも、その上、パーツカスタムシステムでパーツの長さや位置調整までできちゃいます!
こちらさくらんぼの髪飾りを……。
こうじゃ!!!!!
と、びっくり仰天、巨大化させて浮かせることもできるぐらいかなりの位置移動とサイズ変更が可能です。
前髪もこの通り、2つの部位を別々に長さの調整が可能です。
前髪と後ろ髪の長さを変えるだけでも、かなりキャラのイメージは変わりますね。
配信するための設定も簡単
配信には、カスタムキャストだけでなく「nicocas」のアプリインストールが必須ですが、それさえしておけば、「配信開始」をタップした後に表示される画面の説明に沿って設定をすれば、すぐに配信が可能。
配信はニコニコ生放送内で行われるので、カスタムキャストユーザーではなく、全ニコニコユーザーが閲覧対象となります。
ド素人でもコメントもらえました
そのため、「生放送なんて人生初」という私でも、この通り、30分間で33人の方が来場してくださり、60もコメントをいただいてしまいました!
無計画にダラダラと会話していただけなんですが、それでも楽しくて、これはハマるとヤバいやつですね……。
なお、今はカスタムキャストがリリースしたてなのもあり、コメントももらいやすいと思うので、試しにやってみたいなら今がチャンスかもしれません。
配信中に使える便利な機能紹介
設定は放送前の準備画面のほか、放送中でもいじることができます。
リップシンクの設定
こちらはリップシンクの設定。音声認識によってキャラの唇が動くようにするか、カメラ越しの自分の口の動きによってキャラの唇が動くようにするか設定できます。
感度も調整可能ですが、私の今の設定値80ぐらいだと、口が全く動いていないときでもたまにパクパクしてました。
フリック設定
フリック入力をすることで、表情の変更とポーズの変更が可能です。
設定できるのは全部で8つなので、スムーズな配信をしようと思うと、「人が来たらコレ」「配信終了時はコレとコレを組み合わせて~」など熟考が必要ですね。
ジト目+指を振る。
ジト目+やれやれ。
可愛いです。ただ、少しゆっくりとフリックしないと反応しにくいのでご注意を。
カメラ設定
キャラの視線がカメラを追うかどうかのほか、ジャイロ機能のオンオフができます。
3Dモデルのジャイロカメラを無効、背景を有効にして、カメラを持ったままその場でぐるりと回るとそれにともなって背景のみが動きます。
キャラの横顔や背中を映したいときに良いですね。
一方、どちらも有効にすると背景とともにキャラも動くので、こんな風に悩ましげな表情で見上げて悩殺なんてこともできます。
また、ジャイロを無効にしていると、タッチで簡単にカメラ向きの調整が可能。こういった俯瞰の状態も作ることができます。
今後に期待なちょっと残念に感じた部分
想像以上にすごい&面白いカスタムキャストでしたが、最後に「ちょっとここはもったいない」と感じられた箇所をいくつか挙げていきたいと思います。
衣装は少なめ
これはほぼ間違いなく今後追加されるであろうところですが、初期のカスタムキャストでは衣装の数が15系統ぐらいでしょうか。
どれも全体的にフリルが多かったり、ふんわりとしたスタイルの可愛らしい衣装が多く、パンツスタイルがゼロというのも、タイトなデザインが好きな者としてはちょっと残念ですね。
小物も獣耳や眼鏡などが少しありますが、まだまだ少ないのと、現状あるものはキャラの精度の高さと比較すると、やや浮いてしまう作りの荒さが目立ちます。
(なぜかいきなり目隠しや首輪というマニアックアイテムがある上、妙にこれの作りは良いことに謎のこだわりが感じられますが……)
男性キャラがいない&ボイチェン機能はなし
現在は女性しか選ぶことができないため、男性が使う場合にも女性キャラ。そしてボイチェン機能は搭載されていないため、「見た目は美少女、声はおっさん」という、某VTuberのじゃろりさんモードになります。
のじゃろりさんは最早あのミスマッチ感が可愛らしく癒されるので、声がおっさんのままでもアリだと思うんですが、「どうせなら声まで美少女になりたい!」という男性には、ちょっと惜しいですね。
ジャイロ機能の不具合が起こりやすい
カスタムキャストはジャイロセンサー付きのスマホだと、スマホの傾きなどに反応して、カメラの向きなども変わる仕様になっています。
が、どうやら現状は「配信中にキャラが異様なほど震えるブレる」「カメラがドアップになり、ズームアウトができなくなる」といった不具合が起きやすいようです。
こればかりは仕方ないので、上記のような不具合が出た場合には、ジャイロ機能を颯爽とオフにしましょう。
今後のアップデートも気になるカスタムキャスト!
配信後の勢いのまま、書かせてもらったこちらの記事、私の興奮は伝わったでしょうか。
カスタムキャストはキャラメイクだけでも本当に楽しいので、配信予定のない人もぜひ一度インストールしてみてください。
次のバーチャル美少女はあなたですよ!