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私の友人たちは誰も続けられなかった在宅ワーク
前回記事の〆でもお話しましたが、私から在宅ワークの話を聞き、興味を持って在宅ワークに手を出してみた友人・知人が数名います。
しかし、誰一人として半年どころか、はじめの1ヶ月すらまともに続けられなかった人が大半でした。
なぜ続けられないのか。
そこには、理想から大きく乖離した現実があったのではないかと思い、はじめてみないと分からないであろう「在宅ワークを始めたばかりのときにしやすい苦労」をまとめてみました。
在宅ワークの難しさ(1)軌道に乗るまではひたすら地道
これまでの仕事などで実績があり、それを契約企業に提示できるようであれば話は別ですが、そうではない、全く真っ白な状態から在宅ワークを始めた場合。
その場合は、仕事のより好みはせず、とにかく実績を作ることが必要不可欠だと私は考えています。これができるまでは、正直、ほとんど稼げません。
というのも、報酬額の良い案件の傾向として、「○年以上ライターをされている方限定」など、経験者のみの応募が大半なためです。
また、経験を問われなかったとしても、報酬額が良ければ多くの人が募集するため、結果として経験豊富な人に仕事を持っていかれてしまうでしょう。
私自身も、月に記事100本で8万円時代がありました。
- 2,000文字程度の記事を月に100本
- 構成からライティングまで担当
このような案件を請け負っていたときは、朝から晩までパソコンに向かっていたこともありました。
一日中、インプットからのアウトプットを何時間にも渡ってするというのは、想像以上に疲労感が大きく、当時は、「脳の疲労から、どう抗おうとしても我慢できないほどの睡魔に襲われる」といった経験も……。
このような背景から、在宅ワークをスタートさせたばかりの頃は、「稼ごうと思うとかなり頑張らないとキツい」「思ったよりも楽じゃない」と感じる人も思います。そこで、ライター継続を諦めてしまうことも多いでしょう。
在宅ワークの難しさ(2)良い契約先が見つかるかは運要素も大きい
一般的な仕事でも同じように「契約してみるまでは、その企業が優良企業かどうかは分からない」ものです。
私がこれまで経験したあまりよろしくない企業の対応としては、
- 突然、連絡が来なくなり自然消滅
- 突然、相手側の都合で契約破棄
といったものから、やや感覚的な話にはなるものの「ライターを舐めている、使い捨てにしようとしていることがやりとりから感じられる」といったものまでありました。
逆に、
- 継続的に安定して仕事をくれる
- レスポンスが早いかつ丁寧でライター個人に対する気遣いが節々に感じられる
- 良いものを納品すればどんどん報酬額をアップしてくれる
などなど、良い企業に出会えることができれば、在宅ワーク一本でそれなりに安定した生活ができます。
が、これって本当に運です。ライター歴7年になる私も、未だに時々、あまりよろしくない企業を引いてしまいます……。
在宅ワーク始めたてで、そういった企業ばかりを引いてしまうと……、続ける気力も起きないでしょう。
ただ、なるべくは、分かりやすいマニュアルがしっかりと作られていて、レスポンスの早い企業さんが見つかるまでは頑張ってみて!と言いたいところではあります。
在宅ワークの難しさ(3)パソコンやネット環境によってストレス度が変わる
私は趣味でネットゲームもするため、そこそこ良いパソコンとネット環境を持っているので、全く考えたことがなく、人から言われてハッとさせられた点です。
最近では、「ネットはスマホやタブレットのみ、パソコンは持っていない」という人も増えているそうですが、在宅ワークは基本的にパソコンを使用します。(スマホなどはNGとしている募集も多いです)
つまりパソコン環境こそが仕事環境の要なのですが、
たとえば、
- 読み込みが遅くてなかなか情報を検索できない
- PC自体が強制終了など不具合が多い
などといった状況だと、どうしてもストレスが溜まりやすいでしょう。
また、個人的には、
- 画面が小さいと情報を表示しながら執筆しづらい(2窓など)
といったことも気になります。
ストレスに感じるかどうかは人それぞれの部分ではありますが、パソコンや回線の反応速度などは作業能率にも大きく影響してくるため、せめてネット閲覧や動画閲覧はスムーズにできる程度のパソコン環境は欲しいところです。
以上が、実際に在宅ワークをはじめてみないと分からない、はじめたばかりのときの難しさではないかと思います。
そして、なんとかここを乗り越えられても、継続していく内に今度は「モチベの自己管理の難しさ」なども出てくるワケですが……。
こればっかりは自分でリズムをつくる、慣れていくしかない&あちらこちらで語られている思いますので、割愛させていただきます。
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